【数検準2級】文系による数学奮闘記
中学では数学が苦手だったのですが、高校に入り数学が楽しくなったものの、文系に進んでしまい、数学をやめてしまいました。社会人になってから数学関連の本を読んでいくうちに数学をやり直したいと思い奮闘していく記録です。
ぜひお付き合いください。
数検準2級受験
先月受験した数検準2級に合格しました。満点は逃しましたが、結構楽しめて受験できました。
数検当日までの感想など
思いつきで一番直近の数検に申し込みましたが、中学の範囲半分、残りは高校1年生レベルということもあり、思い出しながら色々な数学書や数学読み物を読みながら楽しんでできました。
何より、今まで受験のための数学という位置付けのものしかやったことがなく、なんの役にたつの?教科書に書かれていないことにはこんな世界があるんだよということに重点がおけて公式の暗記と問題集の反復ではわからなかったことを知ることができました。
その辺については後半で参考にした本など紹介しながら述べていきます。
受験の感想など
会場について驚いたのは年齢層の低さでした。見るからに小学生の人や中学生が多く、自分のような20代は自分含め3人くらいで少数派でした。
他は70歳くらいのお年寄りの方もいて年齢層の広さに驚かされました。数学面白いですもんね。
問題自体は過去問でやった問題に似た問題が出ており、時間にはかなり余裕を持って取り組めたのでよかったです。
隣の小学生が20分くらいで寝てたのが印象的でした。高1まで学校の授業暇そうやな。
参考書や読み物
読んだ書籍を一言くらいで紹介してきます。
※全然一言で収まりませんでした
正直この本1冊で合格した印象です。過去問くらいは解いた方がいいと思いますが、解き方の復習を網羅的にしてくれるのと、予想問題が3回分あり、それが過去問と同じか少し難しいくらいに設定してあるので、対策としてはかなり十分でした。
公式の証明も結構載っていたので気になった際に、調べなくて済んだのも大きいです。
日本数学協会が出している過去問です。解説含め、可もなく不可もない感じです。採点ポイントや減点ポイントなど載ってたら重宝するのですが。この本自体は2013年からの4年間分が含まれています。最新のものは公式ページで見れますが、2017年以降のものは手に入らない感じです。
ただ、今回の試験でも大きく変わっているという感じはしなかったので、解いておくといいかもしれません。
永野さんの本は難しいものもとにかく簡単に話してくれるので分厚い本でもすぐ読めてしまうので結構おすすめです。
今やっている数学が大学数学とどう繋がるの?数学のマップはどうなっているの?というのに従って高校数学全範囲を丁寧に解説してくれている本です。
これをやったからと言って点を取れるわけではありませんが、高校数学を闇雲に進むよりかは視界が広がります。
同様に永野さんの本です。『ふたたび高校数学』では細部まで説明するわけではないので、こういった分野特化の本も出してます。
自分の印象では高校では、数学を一つ公式覚えたら、問題解いてという感じで進んでいく印象だったので、各分野が終わったときに「これで全部出尽くしたのか」という風に全体を見ることなくひたすら教えられてきた感じでした。
その辺りを全体から見て細部を解説していこうという風に進むので、分野ごとの全体が見え、案外シンプルなのだとわからせてくれる本です。
結城さんの本はとにかくおすすめです。上記で紹介した本は、「数学をわかりやすく丁寧に」という本ですが、数学ガールの秘密ノートでは、数学で遊ぶという印象を受けます。
ユーリ、テトラ、ミルカ、僕という4人の人が数学を自分たちの赴くままに遊び、それがどうなっていくのかを一緒に楽しんで行きます。高校数学では、問題を出されそのとき方を考えるというのが普通ですが、数学ガールでは、問題に対して自分たちで問題を作り、こねくり回し、自分でとくということを常にやります。それがとにかく楽しい。
他にも三角関数も範囲だと思い、読み物として読んだものがありますが、勘違いしてしまわないように2級のときにまた紹介します。
次は2級の合格報告ができると幸いです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!